筋肉道
断食
断食の実践 : 1日目・予備断食
1リットルの唾液、
3リットルの胃液、
2リットルの膵液、
2リットルの腸液、
0.5リットルの胆汁、
30種類の酵素といったように、
私たちが何気なく食べている食事を消化するには、
1日だけでもこれくらいの量の消化液、
消化酵素を使っている。
そのため、
たとえ短期間とはいっても、
急にお腹の中を空にしては、
これら消化液の影響で胃を傷つけたり、
ムカツキを覚えたりすることがある。
スムーズに本断食を実行するための準備として、
1日目は以下のことを実行するとよいだろう。
● 昼食は腹八分まで。
● 夕食は普段の半分の量で、寝る3時間以上前にすませる。
● 普段より水分を多めに摂る(これは寝る前でもかまわない)。
● お酒は飲まない。

断食の実践 : 2日目・本断食
2日目より、本格的な断食の開始となる。
血糖値や血圧が一時的に下がることがあるので、
激しい運動はさけて、
散歩や読書をして過ごすようにするとよい。
もちろん水以外は何も口にしてはならない。
そして、水は意識して多めに飲むようにする。
これは普段、
食事のたびごとなどに何気なく摂っている水分補給もないために、
脱水しやすいからである。
きちんと前日に予備断食をしていれば、
昼過ぎには体の中で普段使わなかったシステム(脂肪燃焼のシステム)が動き始めたことが、
なんとなく分かるだろう。

断食の実践 : 3日目・復帰
実は、断食において最も重要な時期はこの復帰の期間である。
例え1日の断食といっても、
前々日の晩からこの日の朝まで30時間以上にわたり、
内臓は休止していることになる。
健康上のリスクを避けるためにも、
ダイエットの効果を高めるためにも、
はやる気持ちを抑え、
朝食は一杯のお粥などをできるだけゆっくり、
よく噛んで食べるようにする。
昼食、夕食は普段の半分くらいに抑える。
ここでたくさん食べてしまうと、
せっかく行った断食が意味をなさなくなるので注意が必要である。
ただ、栄養を摂らない分、筋肉が落ちてしまう可能性がある。
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